古市場城要図
| この城は旧菟田野町古市場にあります。造り的に陣城だったのではないかとも考えられますし、『城郭大系』では芳野城の出城では無いかとしています。宇陀三将の芳野、沢氏の勢力圏の緩衝地にもなるようで重要な場所でもありました。 城の概要ですが、円形の土壇部、主郭を周縁部を土塁で囲んだ面白い構造です。真ん中の土壇部はそれほど大きくなく、監視小屋程度の建物が建っていたのかもしれません。城域も大きくなく、前述のような出城・陣城系統の城であると考えられます。ただ北東面に削平地のような平場があるので、そこも城域に加えると、それなりの広さにはなります。南側の切通も当時からあったものなのかどうか、分かりませんが、切通として現状、使用されているようです。小規模ですが、比較的行き易く写真等で見るより実際行ってみた方が面白い城跡だと思います。 マップを参考にして頂きたいのですが、西法寺の裏山にあたる場所にあります。寺の前の墓地に続く道を進み、山道が通じているので、そのまま登ると切通にたどり着きます。そして切通を経て北側へ上ると城域です。 Ｇｏｏｇｌｅマップ リンク |
古市場城要図 |
 |