改めて約15年ぶりの再訪問で、現地には二上山の登山口に香芝市による案内板が建てられています。ただ、上り口付近にあるというわけではなく、現状未整備のままとなっていますが、季節が夏以外のしのぎやすい時期であれば踏査は可能です。基本谷部が登城道と考えられますが、草に覆われて正直分かりにくくなっています。鈎型の城で北東方面、岡郷が一望できる絶好な場所です。城跡はダイジョウとうゴ山(大将軍山)と呼ばれ平田荘官の1人、岡氏の山城でした。 中央の堀切を境に一城別郭と見ることが出来、城域は全体で南北150m、東西200mと広い城跡です。山頂部ほぼまっすぐ一直線で東と西にメインの郭があり、居住性もあります。谷部も郭らしき平坦地がありますが、時間がなかったため詳しい踏査はできませんでした。岡氏のみの影響下にあった城跡にしては大きいのですが、詳細は不明とのことで、香芝市の目玉として整備調査をしてもらいたい城跡です。 Googleマップ |
岡城(畑城)要図(現地案内板も参照) |