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この城は、奈良市下狭川町下垣内にあります。佐野氏の館跡といわれ、特徴的な舌状台地に築かれています。現状、荒れた竹林になっており、元々畑が造成されていた感があり、郭内自体は改変があるものと考えられます。 特長は西側にと北側にある堀切と北辺土塁になります。城の北側は平たい土地が広がり、元々馬場があったような風景です。西側に林道が走っており、その林道から城跡へ行くことが可能です。 この地域にある小城館の1つになるのでしょうが、現代では人も少ない山村ですが、そのような場所に堀切が掘られ土塁が造られたものがあるのは、当時の軍事的緊張が改めてですが感じることが出来ると思います。 城名ですが、『近畿の城郭』では地名通り、永井隆之氏によると、福智西城とも言い、佐野氏の城、また当地在住の佐野茂氏により確認されたことから佐野城とも言うようです(『地方史研究』259、1996年)。 Googleマップリンク |
 城跡に続く林道より南東方面へ中垣内集落方面を撮影 |
