矢鉢城

**矢鉢城**
この城は、三重県津市三杉町にあり、北側にはゴルフ場があります。当時の伊勢と伊賀国の国境に位置し、北畠信雄が第一次天正伊賀の乱の際に築かれた陣城とされています。あおやま風土記によると、古田堡と言われ北畠氏の出城として存在し、伊賀方面の監視の城として北畠氏の霧山へ烽火を上げて伝える役割があったといわれています。　城跡の概要は周りに横堀が囲繞し、要害、という感じがある保存状態も良好な城跡です。A郭は綺麗な郭でB郭は未整形で東側に下っている感じになりますが、北側から東側にかけて横堀が囲繞されています。A郭は北側に直角の折れが設けられているなどまた切岸も高く守りが厳重です。Ｇｏｏｇｌｅマップ参考文献高橋成計『織田信長の伊賀侵攻と伊賀衆の城館』アメージング出版、2021年