|
この城は15年ぶりくらいの再訪問になります。北城は数年前に訪問したのですが、改めて詳細な踏査を行いました。以前分はこちら 北城に比べ、古い時期に築城されたとされており、北城の詰め城的な位置づけとなります。一見すると、馬のような形の城跡です。 北東の麓には藤井の集落があり、城道も続いていることから、Ⅲ郭が最前線となります。Ⅲ郭東側の切岸は高く、見所の1つになります。ⅡとⅢの間も深い堀切があり、防御は厳重です。南西方面へは城道で繋がっており、①の広い郭を要にして、その下方にここも見所となる巨大な横堀遺構が存在します。③の遺構は土塁が存在しており、竪堀から入ることが可能です。北面も城道が巡っており、②は人工的に整地された郭で、竪堀の遺構が見られますが防御的な遺構なのか、分かりません。 Ⅰ郭を主郭にして、西方面にⅣ、Ⅴと郭だ段状に続いていて連郭になっています。連郭間に2ヶ所、石段の遺構を確認することが出来ます。気楽にⅠ、Ⅳ、Ⅴと山上へは行ける城跡です。あとの区間は踏査に注意は必要となります。 Googleマップリンク |
 奈良盆地方面。素晴らしい眺望です。 |
